高谷秀司&ニッキー松本のプロジェクト "SOE"(そえ)~2013年結成
シドニーオペラハウス「日豪交流年・ジャパンフェスティバル」等、数々の海外公演を行い、人間国宝尺八奏者・山本邦山を迎えた「大吟醸」の発表等、国内外で高い評価を得ている高谷秀司。そして90年代にロサンジェルスで音楽活動を行っていたニッキー松本。かつてアメリカで活動をしていた二人はすぐに意気投合し、このプロジェクトSOE (そえ)を結成、11 月にはパレスチナに行き、テレビ出演やアッバス大統領との面会等、大歓迎を受けた。
日本の四季を表現する組曲「Season Of Equality 」(高谷秀司・作曲)。この Season Of Equality とは、等しい季節という意味。そこには一つ一つの季節が地球にとって、人類にとって必然なものなのだという意味が込められている。そのタイトルをそのままグループの名前にした。
人が1 年を過ごす上で必ず乗り越えなくてはならない季節、それは世界感にも当てはめられよう。日本もアメリカもパレスチナも、等しい人々の住む、等しい国。国や民族という違い、それは必然な物であり、乗り越えなくてはならない壁である。しかし音楽はいとも簡単に、その壁を取り除く事ができる。
VIDEO
ストリート・パフォーマンス (パレスチナ・テレビ放映)
高谷 秀司
ギタリスト、箏奏者
1985年に渡米し、ラリー・カールトン、デューク・ジョーダンらと共演。帰国後の2002年にマサ大家とソウルメイツを結成し、ヨーロッパ、アメリカツアーを経て、ジャンジャック・ミルトゥー、ポール・ブラウンらと共演。シドニーオペラハウス「日豪交流年・ジャパンフェスティバル」、フランス大使館後援の「音楽の祭日」、東京藝術大学120周年記念「ジャズin藝大」などでも演奏を行う。人間国宝・山本邦山を迎えた「大吟醸」や、デビッド・マシューズとのアルバム「G2us
NewYork Recordings」発表など幅広く活動する。2010年1月にはLAにて、世界最大の楽器ショーNAMMに出演。5月にはオーストラリアツアー。そして7月、G2usとして和をテーマに童謡をカヴァーした「ふるさと〜mother
place」をリリース。更にボーカリストERIKOとクオリア というJ-Popのユニットも展開中。クオリア名義でBS-TV朝日「世界の名画」のエンディングテーマも放映中。
箏とギターを用い、斬新な手法と繊細、かつ大胆な和の表現で世界中のオーディエンスを納得させている。
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ニッキー松本
ギタリスト、ボーカリスト、琵琶奏者
1981年に渡米、LAにてGargoyle, Negro East らのロックバンドで活動、2枚のコンピレーションアルバムに参加した。帰国後、作詞/作曲家とて幅広く活躍、坂本英三、アークストームらに楽曲を提供している。2009年に和楽器プログレバンド「Rock Of Asia 」を結成、2010年アメリカツアー、2012年中東ツアーを実施、カイロ・オペラハウス等で演奏し、マスコミにも大々的に取り上げられる。中東問題に強い関心を持ち、政治問題を題材とした曲を書き、歌っている。また様々な国の大使や外交官と交流を持つ。
Rock Of Asia のファーストアルバムが2011年3月11日発表され、その中の1曲「Ocean」が津波を予言した歌詞(漁師が家族を失うという内容)であった事から震災発生後の3月15日に東北に行き、支援活動を行う。その後も10回以上東北に行き、被災地支援に力を注いだ。
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写真
左上:ニッキー松本&高谷秀司
左下:パレスチナTV局PBCにて
(ラマラ、パレスチナ)
右上:アッバス自治政府大統領と
(大統領官邸~ラマラ、パレスチナ)